Only the memory 4

「何してるんだ!!!!!」 めもりは叫んでいた。そこは、次の村を目指して歩く森の中。落ちないようバイクを降り崖沿いを歩いている時だった。 「え?」 大きめの顔に合っていないサイズのメガネをかけた青年をめもりは必死につかん … “Only the memory 4″の続きを読む

Only the memory 3

彼は、失意のまま走っていた。 この世界の不条理に押しつぶされそうだった。 どうして、人は覚えていることができないんだ、という悔しい思いに囚われていた。それは、口の中に残って消えない後味の悪さのように、残り続けた。 数日バ … “Only the memory 3″の続きを読む

Only the memory 2

めもりはバイクで走っていた。 走っている途中、どうしても人間としての原始的欲求が抑えられなくなる時 がある。お腹が減ったり、たまには布団で寝たりしたい。 そういう時は、必ず、近くの村に寄ることにしている。 人が住む場所は … “Only the memory 2″の続きを読む

Only the memory 1

この世界で過去を覚えているのが自分だけだったら? 彼は、この世界でたった一人、記憶が残る人間だった。 たった一人孤独だった。 そう、たった一人ということは、覚えていないことが異質なのでなく、覚えている彼が異質だ。この世の … “Only the memory 1″の続きを読む